16.06.30

園の日常

カレーライス

文:長谷川美枝子

6月はこどもたちと一緒に、
農園でジャガイモを収穫した後に、カレーライスを作りました。
人参、ジャガイモを洗って、皮をピーラーでむいて、
玉ねぎの皮をむいて、野菜をお口に入る大きさに切ります。
ジャガイモの芽も、苦心してとりました。
玉ねぎを切る途中、涙を流す子も…
でも誰も途中で投げ出さず、最後まで頑張りました。
デザートのフルーツヨーグルトも作りました。
年長児は特別、缶を缶切りで開ける仕事ができました。
採れたてのジャガイモだけでも美味しいですが、
みんなで作ったカレーライスはとってもおいしくできました!
次の日、
カタツムリをみつけた年中児が
「かたつむり、にんじんすきだとおもうから、きってあげていい?」
と聞いてきました。
モルモットのために切る人参はいつも室内に準備してあります。
「どうぞ」と答えると
「でもな、うすーく、うすーく、きらなあかんよな。おくちにはいるおおきさに…」といいました。
かたつむりのお口に合わせて切ってあげようとする年中児の言葉に笑ってしまいましたが、カレーライスを作るときに、野菜をお口に入る大きさに切ることをちゃんと考えていたのだなぁと、感心しました。
お料理の本を作った人もいました。

本をつくりながら、昨日のカレーライスの味まで、思い出しているようでした。

 

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