19.09.14

園の日常

「自然は命について教える教師です」

文:長谷川美枝子

「自然は命について教える教師です」
夏もお盆を過ぎると、それまで威勢の良かったカブトムシ、クワガタたちも使命を果たし終え死んでいきます。弱ったカブトムシをカラスが襲い、おなかだけ食べられて死んでいる、地獄絵のような、無残な姿を目にし悲しい寂しい気持ちになる夏の終わりでした。
年少児のある女の子は、夏にお父さんが捕まえたカブトムシがすごく格好良かったと話してくれました。でもやはり彼女も夏の終わりに食べられて死んでいる姿を目にして、とても悲しかったそうです。
「あれがな、いややねんな。カラスがたべてしまうねん」
先生もちょうど同じことを感じていたので、年少児の女の子と二人でそうだそうだと話していると、それを聞いていた年少児の男の子がいいました。
「ほんまになぁ、そうやなぁ。カラスなぁ・・・。でもな、カラスもいきていかなあかんしな、しかたないねん。」
年少児、3歳、4歳のこどもたちも自然の中で、生活の中で、様々なことを経験し、いろいろなことを感じ、考えています。

「自然は命について教える教師です(M.モンテッソーリ)」

引用元:https://www.facebook.com/fukakusakodomonoie/posts/1168265116694959