色付き円柱を高く積み上げるお仕事に年中児が取り組んでいます。
最後の一つを積み上げようとすると、
どうしても崩れてしまいます。
何度も何度も挑戦しています。
やがて帰りの集まりの時間になり、
周りの人は椅子を持って集まり始めました。
「それはどうやったって無理なやつじゃないの?」
見ていた別の年中児が言いました。
集まりで歌が始まりました。
やがて紙芝居も始まりました。
でも、女の子の集中は途切れず、
何度も何度も繰り返し挑戦しています。
「できない」って泣きださないかな?
「もうやめる」っていうかな?
先生たちは、心の中で応援しながら見守りました。
その心配をよそに、女の子は塔が崩れると
「あとちょっとだった」
と言わんばかりの笑顔を見せ、また積み上げます。
すでに一時間以上たち、
降園時間が迫ってきたとき、
なんとついに、
最後の一つを積み上げることを成功させました!
といって、素敵な笑顔を見せると、また元通りに片付けて
皆と一緒に帰っていきました。
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