お弁当の後、机の下にご飯粒が落ちていました。
それを年中児がチラシ紙の上に一生懸命に集めて
しっかりたたんで捨てていました。
「あら!○○君と○○君、こぼしたものをちゃんと拾えるようになって偉いね。お兄さんになったね。」
「これはぼくたちのじゃないよ。はなぐみさん(年少児)がこぼしちゃったからひろってあげてるんだよ。」
「そうだよ。はなぐみさんはまだできないもんね。」
「しかたがないよね。だからやってあげてるんだよね」
二人とも、年少児の頃は決して自分から進んで(自分がこぼしたものでも)拾ってくれることはなかったので、本当に驚きました!
また、別の日には、年少児が洗濯のおしごとをしていたようなのですが、
水の入ったバケツに自分でつまづいて、
バケツの水が全部ひっくり返ってしまいました。
小さい年少児はびっくりして離れていってしまいました。
すると年長児が二人やってきて、「ふいてあげるよー、おいで」といって
バケツと雑巾をだしてきて、床をふくところをみせ、
最後まできれいにしてくれました。
「しかたがないよね。わたしもこういうときあったよ」
「そうだね、ふふふふ」と笑いながら。
決して責めたりせず、強制せず、
こどもたちは本当に優しいなぁと感心してしまいました。