22.02.12

園の日常

みんなそれぞれちがうけど、みんなすごいよね!

文:長谷川 美枝子

「いや~、ずあんはたおりやってみたら、ちょちょいのちょいでできちゃったよ!」
完成させた年長児は嬉しくって2枚目もあっという間に作ってしまいました。
幼児用はたおりは年中児が喜んでしますが、年長児の3学期には簡単すぎて面白くなくなるので、この図案機織りを提供しています。図案を大きく描けば大きなものができますが、6歳児にとってはなかなか難しいので、はじめは小さな図案から始めています。真ん中に描いた絵の部分が完成したら、写真のように真ん中からタコ糸を詰めていけば外せます。
さて、幼児用機織りを25枚も織り続けている年中児。「あたし、これかんたんすぎるんだよなー」と言って、年長児の図案機織りの様子をずっと食い入るように見ていました。実はこのMちゃんは4月生まれなので、図案機織りを完成させた年長児とは月齢にすると実はひと月しか違いません。
先生が幼児用機織りでもできる図案の方法を教えてあげると、目をキラキラさせて始めました!最後の写真は完成したMちゃんの図案はたおり。今、2枚目を作っています。「Mちゃんは25枚も機織り織ったから、できるんだね!」と他の年中児も誰もズルいといいません。
「Aちゃんはクリスマスの時、ポシェット二つも作ってすごかったよね。僕は図案はたおり2枚もできちゃって、やったと思っている。Mちゃんは機織り25枚もつくるなんて、みんなそれぞれちがうけど、みんなすごいよね!」
年長児の言葉にみんなで大きく頷きました。
   
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