15.10.13

園の日常

<大文字山に登ってきました>

文:長谷川 美枝子

秋晴れの美しい日に、年中児と年長児で大文字山に登りました。
山登りには地図が必要、ということで、今年の年長児は自分の地図を各自が作って挑みました。
地図を自分で準備したことで、歩く道のりなど、自分がどこを歩いているのか、あとどれくらいで山頂に着くのかなど、よく把握できたようです。
山登りは決して楽ではありませんし、きちんとルールを守らなければなりません。
山道を歩くときには山側を歩き、谷側は歩かないこと。前の人を無理にぬかすと危ないこと。自分のペースで歩くこと。遭難した時に覚えていてくれるかもしれないので、山で会った人には必ず挨拶すること。山には山の生きものが住んでいるので、決して汚したり、むやみに騒いだりしないこと。山を下るときは、すべるといけないので、地面を踏みしめてしっかり歩くこと。水筒の水は、登ってから降りるまで飲みたいので、がぶ飲みせず、配分を考えて飲むこと。。などなど。
こどもの家で地図を作りながら、山登りのルールもしっかり考えました。
そしていよいよ当日。子どもたちみんなで励ましあい、足を大きく上げて、時には手を地面につけながら、一生懸命歩きました。自分で確認するように「山側をあるかないと」と言ったり、途中やまびこが聞こえるかもしれないと立ち止まり、「ヤッホー!」。返事が聞こえたときは大喜びしました。
その返事はやまびこではなく、ずっと後ろを歩く仲間の声でしたが。
千人塚で一休みし、自分の地図で「あと階段を上ったらつくぞ!」と確認。
階段は200段以上あり、数えているうちにわからなくなりましたが、山頂についたときに見えた、京都の町を一望できる景色にみんな感激しました。
お弁当を食べた後は、大文字の火床にいってみました。
階段を下りて、階段を上って。。。こどもたちは何往復もして、とても元気です。

日頃から山道を上り下りしているので、危険なこともせず、ちゃんと登れるところはさすがだなぁと感心します。いい天気に恵まれ、無事に登れて本当に良かったです。