15.12.13

園の日常

<りんごロウソクを持って線上歩行>

文:長谷川美枝子

これまでに、ロウソクに火をともして、燭台を持って歩いてきた年長児は、
クリスマスの時期に特別、りんごロウソクを持って、線上歩行します。
とても嬉しそうです。

おしゃべりをしたり、ふざけたりしません。
火が危険なものであることを、ちゃんと知っています。
こどもたちは外見的には静かですが、
その内面は活性化しています。
全神経を集中させて、手と足と心を調整して歩きます。
火を灯すところから、火を消すところまで、
こどもの仕事です。
信頼された子どもだけが、させてもらえます。
認められた子どもは、自分をさらに大きく成長させます。

小さい人たちはそれを、憧れのまなざしでじっと見つめています。

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