16.11.16

園の日常

やまのぼり

文:長谷川美枝子

秋晴れの日、大文字山に登ってきました。
山の入り口で、
「虫さん、鳥さん、動物さん、お邪魔しまーす!」
と挨拶をして
紅葉の美しい山を、ずんずん進み、
あっという間に千人塚まできました。
お地蔵さまに「今年も来ました!」と挨拶をして、
階段を数えながら登り、
(こどもたちによると最後の階段は270段)
登りきったところが、五山の送り火の大文字の火床です。
火床では、本当に美しい京都の町と紅葉が見えました!
あんまり気持ちが良くて
頑張って歩いたご褒美をもらった気分です。

今年は嬉しいことに、在園児の家族の方で、
石の研究をしている京都大学の学生さんに出会いました!
七千万年前の石を片手に、
「ここにマグマで石がやけどをした跡がある」
と教えてくれるお兄さんに
子どもたちはピッタリとくっつき、石を拾っては、
「この石はどんな石?!」ときき、
地球に恐竜がいた頃にできた石だと教えてもらうと
もう目をキラキラさせて、
その後いくつもいくつも石を探しました。
石を片手に、何回も課外授業が行われ、
山登りでは「つかれた~、もうだめ~」と
一番最後を渋々歩いていた年中児さんも、
帰り道では、ものすごく元気になってしまいました。

本当に素敵な山登りとなりました。

引用元;
https://www.facebook.com/fukakusakodomonoie/posts/592912690896874